毎年56月に開催するKUBOTAピアノ教室(枚方市)の発表会。

「何を弾きたい?」から始まります。

選曲をとても大事に考えています。

難し過ぎる時は易しいアレンジを探したり私がアレンジしたり。ソロではなく連弾にしたり。あまりにも難曲だとしたら「いつか弾きたい!って目標にしよう!」

具体的に思い浮かばない時には相談しながら。「今年はこんなイメージが弾きたいなぁ優しい曲?逞しい曲?カッコいい系?美しい系?」などと。

その生徒さんの個性を生かせる曲、希望する感じの何曲かを提案して選ぶ事もあります。

最終的に自分で選んだ。自分で決めたが大切、と思っています。

というのは幼少期、私にとって発表会は年1回の定例行事、正直半ば「義務」でした。

嫌々ではないですがさほど楽しみ!でもなかったような。

発表会が近付くと先生に「ハイ、今年の発表会の曲はこれね!」と渡されていた記憶があります。弾きたい曲について聞かれた事はありませんでした。

小学校のうちはそれで良かったんです。それが当たり前で何の疑問もありませんでした。

中学生になり自我がメキメキ顔を出し、自分に問い始めました。「ピアノ、楽しいか?」と。

とにかく部活が楽しかった。(吹奏楽)

同じ音楽という括りでありながらこのピアノに対する退屈な思いは何だろう。笑

ピアノを辞めさせたくない親とはぶつかりまくり(the 反抗期!)

弾きたい曲を弾ける楽しさを知ったのは高校生になってからです。遅いです。

楽しくて楽しくて。貪るようにショパンを弾きまくりました。

そんな思い出から、うちの生徒さん達には「弾きたい曲」を弾ける喜びを早いうちから知って欲しいと思い続けてきました。

今年の発表会は少し時間があるので、従来通りの弾きたい曲にもう1曲プラスして「ピアノという楽器を活かせる、表現を楽しめる曲」を何人かに提案し渡しました。

流行りの曲は耳にする機会も多くアンテナに引っ掛かりやすい、けれどクラシックなピアノ曲にも素晴らしい曲はたくさんたくさんあってピアノの音色、無限な魅力を生かした曲の良さも知って欲しい。聞く人にもそれが伝わるといいなという思いも込めて。

あの憧れの曲をいつか弾きたい、そのために必要な実力をどう付けていくか。そうやって自分を高めていく事にも繋がります。

↑可愛い〜〜!!!Hちゃん(小4)が作ってくれたムーミン!!目も眉も刺繍なんですよ!!ピアノもとっても上手ですが手先器用なんですね〜感動感激です!!